夏の風物詩、下鴨神社の古本市へ。
京都で行われる古本市のなかでは一番好きです。はじめて訪れたときは、こんな緑に囲まれた空間で古本を探し放題だなんて、どんな楽園ですか？と思った。蚊が飛んでいてときどき夕立に見舞われたりもして、必ずしも楽園とは言えないのだけれど。
子供がいるのでゆっくり検分することは不可能でも、来れたことが嬉しい。

.

お盆前は横浜の実家へ帰省してきました。これを機に、東京ステーションギャラリーの「ジャン=ミッシェル・フォロン」展へ。そういえばフォロンを知ったのは、下鴨古本市で画集を買ったのがきっかけだった。数年越しに原画を見る機会を得られて嬉しい。
フォロンは人生後半にかけて水彩画が増えていくのだけど、筆でなぞっているのかいないのか分からないくらい淡い薄い色調のものは、作品を前にして、目を近づけてみないと気づけなかった。百聞は一見にしかず。
行く前に展示概要をきちんと見ていなくて、来年に大阪へ巡回するのでしたが…。うっかり。興味のある方はぜひ。